女子力アップ術!日本舞踊の家元がつぶやく
2021/09/16
「女子力アップ術」を日本舞踊の家元がつぶやいた
今年の中秋の名月は!?
皆様、おはようございます。
いつも、有難う御座います。
日ごとに秋めいて参りました。
朝晩、少し冷えて参りましたが、お元気でお過ごしですか?
もうすぐ、今年も中秋の名月ですね。
今年は、9月21日で、ちょうど満月になるそうです。
この日に月を愛でる風習は、平安時代に始まったそうです。
月見酒を交わし、男女で歌を読みあったそうですよ。なんとロマンチックな!!
毎年私は、もっぱら月見酒の方は、欠かしておりませんが(笑)
写真は、昨年の中秋の名月の画像です。
とても綺麗に観得たのを思い出します。
月という字は、身体のたくさんの部分を表す漢字に付いています。
又、生き物の出産や産卵、生活にも大きく影響していますね。
月の満ち欠けを基準に、日々の生活を送っている民族もあるようです。
だから多くの人々が、お月様に惹かれるんでしょうね。
月にまつわる、又、月に願いを込めるお話もたくさんあるし、日本舞踊でも月を題材にしたものがたくさんあります。
その中でも、私は清元の「玉兎」という曲を何度か踊らせて頂きました。
大きなお月様の中から、兎が飛び出すところから始まり、カチカチ山の物語、お月様の件から幕切れの踊りとなり、三つの昔話がミックスされた舞踊です。
お月様と子宝祈願は、日本の古典音楽にはよく出て参ります。
この玉兎のお月様の件もそうですし、男女夫婦役で踊る、義太夫の「団子売り」なんかもお月様と、こちらは月見酒ではなく月見団子に、子宝祈願の込められた唄です。
今月21日皆様が、綺麗な満月が愛でられることと、皆様のご健勝とご多幸をご祈念申し上げ、本日の結びと致します。
今日も、エレガントな一日を。。。
清月吉日
日本舞踊 扇流(大阪教室)
三代目家元 扇 梅芳 拝