はばたけ!日本の伝統芸能 和花那プロジェクト
2022/09/30
理念
「文化が世界を救う!」
私どもは、そうのように確信しております。
とりわけその中でも世界の伝統文化が、その担い手となると思います。
世界では数千年において文明が発達して参りました、特にここ数十年の文明の発展には目まぐるしいものを感じますが、未だ世界に平和が訪れず、人々の精神はそれに伴って進化していないように感じます。 逆に近年は、人々の精神は後退しているようにも感じられるのではないでしょうか。政治、経済、宗教を以っても、それらは叶っていません。
しかし、世界各国にはそれらを支えてきた伝統的な文化があります。
もちろん日本にも、数千年培ってきた伝統文化があります。
それぞれの国が、その伝統文化を知り理解することによって、交流が深まることはあっても、争いがおきることがあるでしょうか。
我が国日本にも素晴らしい伝統が沢山あります。
私どももその一部であります日本舞踊に携わり、400年以上の歴史、いや数千年前の神話の時代から、物を叩き音を出し、それに合わせ踊ることにより人々の平和を営み育んできたという歴史があります。
それは、わが国日本だけではありません。
世界中に存在します。
しかし、その日本の伝統芸能の世界でも近年異変を感じずにはおられません。
具体的に言えば、男性は約3週間公演を行う興業形態が確立されている一方で、女性はそのような機会にほとんど恵まれず、業界ならではの古くからのしきたりのもと未だ活動が自由にならないような時代錯誤な環境が作られ残っております。
本事業は、男女問わず同じようにこれまで厳しい修養を重ねプロとして十分に活躍できる実力を持つ、女流伝統芸能家に焦点を当て、女流伝統芸能の発展、古き悪しきしきたりに阻まれることなく、伝統芸能界における男女の平等と公平、女流伝統芸能家の成長と若手を育成し、国内外老若男女問わず多くの方に伝統芸能を普及し、少しでも多くの方にご理解いただき、感動と平安を与えることを目的とします。
つきましてはこの度、女流伝統芸能の業界を支援すべく、はばたけ!女流伝統芸能「和花那の會(わかなのかい)」を創設し、今後、舞台公演を中心に近代文明の力も借り、映像配信や海外公演など各方面で、催事を計画、継続して参ります。
日本のみならず、世界では各方面でどんどんと女性の活躍が活発になっております昨今、先進国と言われる日本は女性の社会進出が遅れていると言っても過言ではありません。
その中でもとりわけ伝統芸能の世界では、まだまだ女性の活動が自由にならない環境にあります。
現実には、たくさんの優秀な、又将来有望な女流伝統芸能家がおります。
そこでこの「和花那の會」は、女流に特化し、特に将来有望の若手女流の活躍の場、環境を創造し、可能性ある未来にはばたく女流伝統芸能家を世界に輩出したいと願っております。
女流ならではの繊細かつ力強い伝統芸能の数々を、観て、聴いて頂き、皆様には感動し、幸せを感じ、調和していきたいと思っております。
和花那と言う名前、その一文字一文字たくさんの願いを込めました。
「和」には、日本という意味があり、他になごみ、やわらぎ、大和、調和など素敵な意味がたくさんあります。
「花」には、成長してつけるもの、幸せ、愛情、喜びなど皆様にとって素晴らしい意味があります。
「那」には、美しい、なめらか、豊かさ、懐の深さなど、正に女流伝統芸能にふさわしい意味があります。
この貴重な種子を丹精を込めて育てて頂くことにより、和花那の會に出演する女流伝統芸能家に大きな花や実をつけることに、皆様のお力を貸して頂きたい。
そしていつまでも、皆様方にその花の香りや実を味わって頂くことで、歓び幸せを感じて頂ける存在でありたいと望んでおります。
沿革
はばたけ!上流伝統芸能 「和花那の會」プロジエクトのはじまり
日本舞踊 扇流
創流者 宗家 七代目 尾上 梅幸(重要無形文化財)
二代目 宗家 七代目 尾上 菊五郎(重要無形文化財)
扇流初代家元 扇 梅芳(元 尾上菊太郎)
二代目 家元 扇 梅之助
三代目 家元 扇 梅芳(元 扇 幸次郎)
昭和44(1969)年、初代家元梅芳(尾上菊太郎)が、歌舞伎役者 六代目 尾上菊五郎(重要無形文化財))の内弟子であった所から、七代目 尾上梅幸より日本舞踊 「扇流」樹立を許され創流、昭和58年、七代目 尾上梅芳の許しの元、二代目家元 扇梅之助に継承され、平成22年、宗家 七代目尾上菊五郎の許しの元、後継者として三代目家元 扇梅芳を継承。
江戸時代から続く歌舞伎、「音羽屋」の流れをくむ尾上家の定紋「重ね扇に抱き柏」に因み、流儀の定紋は「扇に光琳梅」である。
その後、日本舞踊界で活動を経て、その業績と業界とのつながりを以って、女流伝統の発展・男女の平等と公平、そして女流伝統家の成長・若手育成を目指し、令和4(2022)年、はばたけ!女流伝統芸能「和花那の會」プロジェクトを創設
はばたけ!女流伝統芸能「和花那の會」
第1回「和花那の會」
先ずは、はばたけ!女流伝統芸能「和花那の會」と題して、令和4年6月26日(日)第一回目の公演を国立文楽劇場(小ホール)に於きまして、開催させて頂きました。
日本には、たくさんの優秀な女流伝統芸能家がおられます。
そこでこの「和花那の會」は、女流に特化し、特に将来有望の若手女流の活躍の場を創造し、多くのお客様に喜び親しんで頂きたく、可能性ある未来にはばたく女流伝統芸能家を世界に輩出したいと願っております。
どうぞ女流の繊細かつ力強い伝統芸能の数々を、観て、聴いて、感動し、幸せを感じ、調和して、応援して頂けませんでしょうか。
第二回(10月23日・山本能楽堂)
第三回(令和5年4月23日・国立文楽劇場)
第四回(令和5年10月28日・国立文楽劇場)
と新たな伝統芸能ジャンルの演者、番組の加え、皆様と共に繫栄し、皆様に喜びと楽しみと幸せを益々感じて頂きたく精進して
参りたいと存じます。
お力添え賜ります様、心よりお願い申し上げる次第で御座います。
和花那の會 代表 扇 梅芳 拝
代表 扇 梅芳(おうぎ ばいほう)
日本舞踊家 扇 梅芳 プロフィール
日本舞踊 扇流 三世家元 扇 梅芳(おうぎ ばいほう)
新舞踊 清流 二世家元 清 育重(きよし いくしげ)
1964年(昭和39年)8月 京都生まれ
本名 稲生 一博(いなお かずひろ) (財)日本舞踊協会会員 Noい4727
関西新舞踊協会会員
1981年4月 大阪芸術大学(芸術学部)
1983年11月 二代目家元 扇 梅之助 師に内弟子として師事、日本舞踊を本格的に修行する。
1984年12月 家元 扇梅之助 師取立てにより、扇 幸次郎(こうじろう)として名取となる。
以後、家元の代稽古を始め、扇流三代目家元後継者として活動。
1987年より 扇流師範として大阪市内、府下を中心に東京・神奈川・神戸・名古屋・高松・京都・奈良・群馬
各地に舞踊教室を順次開設。
2001年11月 新日本舞踊 清流(きょしりゅう)初代家元 清 育重(清派音羽流家元 尾上菊清)の亡き
あと二代目家元 清 育重(きよしいくしげ)の名跡を継承
2001年12月より各流派の師範を対象に、舞踊講習会を本部家元稽古場にて開催。
2010年5月より 舞踊講習会(奈良教室開設)
2010年6月 宗家 尾上菊五郎 師の許しのもと 扇 幸次郎 改め
三世家元 扇 梅芳(おうぎ ばいほう)を襲名し扇流を継承。
扇流のいわれ
創流者 宗家 人間国宝 故七代目 尾上 梅幸
二代目 宗家 人間国宝 七代目 尾上 菊五郎
扇流初代家元 扇 梅芳(元 尾上菊太郎)
二代目 家元 扇 梅之助
初代家元梅芳が、歌舞伎役者 六代目 尾上菊五郎の内弟子であった所から、七代目 尾上梅幸より尾上家の 定紋「重ね扇」に因み、昭和44年(1969年)に扇流樹立を許され創流された。歌舞伎音羽屋の流れをくむ流儀で定紋は「扇に光琳梅」である。
~主な公演主催~
扇流家元主催 扇流加奈目会(国立文楽劇場)に毎回出演他、日本舞踊会協会主催や新聞社、各芸能新聞社主催の舞台(舞踊会)に出演。(東京国立劇場、国立文楽劇場、新歌舞伎座、毎日ホール、サンケイホール、京都
南座、京都各歌舞練場、他大阪府下を始め各地の大小ホールにて出演 など)
2000年3月 ハワイ(ホノルル)公演
2001年10月 小田原市民会館(大ホール)にて幸次郎の会を主催
2001年11月 清流初代家元3回忌追悼舞踊公演に特別出演。清流二代目家元を継承、襲名。
2002年9月より 新舞踊家元大会(国立文楽劇場)毎回出演
2003年4月 清流家元襲名披露(清樹会の発足)第一回清樹会舞踊公演主催(メルパルク大ホールにて)
2005年4月 第二回清樹会舞踊公演主催(国立文楽劇場)
2007年3月 第三回清樹会舞踊公演主催(国立文楽劇場)
2009年3月 第四回清樹会MAWJチャリティー舞踊公演主催(国立文楽劇場)
2010年11月 扇流三代目家元襲名披露祝賀会(シェラトン大阪ホテル)主催
2011年3月 第五回清樹会清流初代家元13回忌追善・MAWJチャリティー舞踊公演主催(国立文楽劇場)
2012年9月 扇流舞踊公演 主催(国立文楽劇場)
2013年3月 第六回清樹会MAWJチャリティー舞踊公演主催(国立文楽劇場)
2014年6月 扇 梅芳乃會主催(大槻能楽堂)
2015年3月 第七回清樹会MAWJチャリティー舞踊公演主催(国立文楽劇場)
同日 扇 梅芳乃會 主催(国立文楽劇場)
2017年3月 第八回清樹会MAWJチャリティー舞踊公演主催(国立文楽劇場)
同日 扇流三代目家元扇梅芳襲名5周年記念公演
2017年10月 扇 梅芳乃會主催(山本能楽堂)
2018年4月 扇流日本舞踊アメリカ公演主催(サラトガ・サンノゼ・他)
2019年1月 新春公演(西宮能楽堂)
同月 フランス公演(パリ・トゥール)
2019年3月 カンボジア公演(シェムリアップ)
2019年10月 第九回清樹会MAWJチャリティー舞踊公演主催予定(国立文楽劇場)
同日 扇流創流50周年記念舞踊公演
2022年3月 第10回 清樹会MAWJチャリティ20周年記念舞踊公演
同日 扇流二代目家元扇梅之助追善日本舞踊公演(国立文楽劇場)
2022年5月 はばたけ女流伝統芸能!「和花那の會」創設
6月26日 同 第1回公演 主催監修(国立文楽劇場)開催
10月23日 同 第2回公演 主催監修(山本能楽堂)開催予定
2023年4月23日 同 第3回公演 主催監修(国立文楽劇場)開催予定
10月28日 同 第4回公演 主催監修(国立文楽劇場)開催予定
その他毎年2回、清樹会(新春公演・納涼公演)を開催(2022年7月31日第12回を迎える)
~活動・稽古内容~
扇流日本舞踊公演、扇梅芳の會、MAWJチャリティ舞踊公演、和花那の會を主催、扇流加奈目会をはじめ、日本舞踊会協会主催や新聞社、各芸能新聞社主催の舞踊会に出演(国立劇場、国立文楽劇場、新歌舞伎座、他大阪府下を始め国内各地の劇場にて出演)海外公演歴 アメリカ・フランス・カンボジア。
古典舞踊を中心に、新舞踊、創作舞踊を指導、振付、創作。舞踊講習会、ワークショップ開催、映像制作、演出、地域文化活動、生涯学習、演劇所作指導など。500曲以上を作舞、振付け。
女流伝統芸能公演「和花那の會」創設 公演開催 主催監修
毎月各1回、大阪・奈良会場にて、舞踊講習会を開催。
現在は、前述の活動に加え、日本舞踊、新日本舞踊の指導、師範および名取りの育成、舞踊講習会の開催、海外公演、日舞を通じてボランティア活動、子供たちや、若手舞踊家の育成に力を注いでいる。
扇流・清流 梅菊会本部・事務局
大阪府大阪市港区築港1-7-25-405
扇流稽古場・清流稽古場
大阪府大阪市中央区島之内1-10-11-405
ウェブサイト・SNS
扇梅芳オフィシャルサイト https://ougibaihou.com/
扇流オフィシャルサイト https://ougibaihou.jp/
お問合せ https://ougibaihou.com/contact/
日本舞踊 扇流 扇梅芳あれこれ!? @baihouougi | Linktree
扇梅芳Instagram https://www.instagram.com/ougi.baihou/
扇流Instagram https://www.instagram.com/ougi_ryu/
扇梅芳Facebook https://www.facebook.com/kazuhiro.inao.3
扇梅芳ブログ https://ougibaihou.com/blog/
扇梅芳YouYube https://www.youtube.com/channel/UCcTaA_Xp0wZRmB_SDJ8QIFQ
扇梅芳TikTok https://vt.tiktok.com/ZSxXcNPC/
心響Cocorone1 https://youtu.be/hclip3L6LJU
心響Cocorone2 https://youtu.be/nkARL1mPbEQ
いつもご覧いただき、有難う御座います。
チャンネル登録、何卒お願い致します。
皆様の心の平安を、お祈り致しております。
今日も、いい一日をお過ごしください。
扇 梅芳 拝
日本舞踊 扇流 扇梅芳
詳しくはこちら↓↓↓↓↓
https://linktr.ee/baihouougi
ひと目でわかる日本舞踊扇流
ひと目でわかる、日本舞踊 扇流 | 扇流 (ougibaihou.com)
みなさんの声
みなさんの声 | 扇流 (ougibaihou.com)
金沢工業大学(伝統芸能テックプロジェクト)
クラスター研究室で日本舞踊自動採点プロジェクトを立ち上げ。日本舞踊「扇流」家元の協力のもと、心理科学科やロボティクス学科、情報工学科などの学科横断で取り組む | ニュース | KIT 金沢工業大学 (kanazawa-it.ac.jp)
副代表 扇 幸希
日本舞踊家 扇幸希 プロフィール
大阪府高槻市出身。
4歳より日本舞踊を始め、翌年「絵日傘」にて初舞台。
これまで、東京国立劇場、大阪国立文楽劇場ほか多数舞台出演。
立命館大学卒業。在学中、アメリカサンディエゴ州立大学、徳島大学、立命館アジア太平洋大学等にて異文化交流イベントを企画し、日本舞踊の普及活動を行う。
また、大阪市と豪メルボルン市の姉妹都市提携40周年歓迎レセプションパーティー、奈良吉野山のさくら祭、日本大阪神戸国際フェスティバル、中央電機倶楽部創立記念式典を始め、パーティーや寺社仏閣等へのゲスト出演多数。
2018年より経年、京都府元伊勢内宮皇大神社にて奉納舞踊をつとめる。
2021年、扇流に入門。
宗家 七代目 尾上菊五郎 扇流三代目家元 扇 梅芳に師事し、同年、扇 幸希の名を許される。
2022年、はばたけ!上流伝統芸能「和花那の會」プロジェクト副代表となる。
現在は舞台やイベントに出演・企画・運営するほか、映像配信、子どもや若手への教授活動や、日本舞踊をはじめとする伝統芸能の普及活動に力を入れている。
第1回「和花那の會」
写真集