日本舞踊　大阪　扇流の新しい顔

【大阪】日本舞踊　扇流へようこそ！

 

今年４月の最初の稽古日、待望の生徒さんが入門されました。

その名は、森田健太郎さん。

自称「武道家役者！剣太郎」

 

ある日、当方のホームページをご覧いただき、体験レッスンを受けたいとメールでお問い合わせ頂きました。

まずは「男性が日本舞踊を体験したい」と言うことにかなり驚きました。

体験の日時を決めるべく、メールを返信しました。

約束の当日、とても楽しみに待っていたところ、時間通りに爽やかな青年が稽古場を訪ねてきました。

年を聞くと、２９歳だという。

いったいどんな人だろうと私もとても興味があったので、そこから話すこと２時間ほどだっただろうか・・・

 

聞くと、世界に通じるパフォーマーを目指していると。

しかも、ここ数年以内にやり遂げたい。

その言葉にはとても強い意志を感じました。

 

その理由はと聞くと、簡潔に言えば

「海外いろんなところに行ってみたり長期滞在してみて、日本の文化がすごい！と言うことを感じました。

しかし、自分は日本人でありながら日本文化のことをほとんど知りません。

だから、これから日本の文化を身に付け、世界にアピールしたい！」

そう言われました。

 

元来、武術家の彼は、武術を更にもっと磨いて、他の日本の伝統文化の勉強をして武術のできる役者、パフォーマーを目指したいと言いました。

その内の一つとして日本舞踊のひとつも踊れるようになりたい」

このように話されていました。

 

他にもいろんな話を聞かせてくれました。

その意気込みと情熱があまりにもすごかったので、私は彼を応援したいと強く感じました。

それでその時、私が思い着いたのは、友人に世界でパフォーマーとして活躍しておられる日本舞踊の家元がいるので、すぐに連絡してたまたま時間があるとのことでしたので、話を聞いて頂こうとその師匠のところに連れて行きました。

友人の師匠は、力になってくれると言いました。

 

次に、武術が得意で、映画やスタント、役者、パフォーマンスの世界で国際的に極めている方に知人がおりましたので、連絡を取ってみたらこちらも、普段はほとんど海外に言っておられるのに、今はコロナ禍のため国内におられ、たまたま時間があると言って下さったので、すぐに連れて行き会って頂きました。

彼は、この方がとても気に入ったらしく、その場で弟子入りを申し込みました。

私はと言うと「これで安心！」そう思ってその日は彼と別れました。

 

で、後日、健太郎さんから連絡が入り「踊りを覚えたいんですが・・・」と連絡が入りました。

あれっ！先日紹介した師匠のところに行くと思っていたのですが・・・また訪ねて来られました。

で、２回目の体験レッスンをすることになりました（笑）

 

それからはまず、いつもの通り着物の着付けを始めました。

イベントのパフォーマンスやらで着物を着て袴をはくことも多いらしいのですが、見れば正直ほとんでたらめ！

「これでは、あかんわ」と内心思いながら、とりあえず着物の着方、袴のはきかた、着物と袴のたたみかたを教えました。

しかし彼のまなざしは、終始真剣そのものでした。

「こら、本気やわ！」そう思うほどの対応でした。

全て、スマホで動画に撮って帰りました。

しかも、もっとすごいのは後日談ですが、帰ってからそれを観て自分で本当に復習をしたと言うのです。

 

でそのあと、いよいよ本番の日本舞踊。

これも「この曲をやってみたいです！」とリクエスト。

これまたすごいなぁ！と驚きながら、楽曲をネットで探したらすぐに見つかりましたので「じゃあ、その曲に振付けるからやってみますか？」と聞くと「やります！」と言うので、早速始めました。

まあ、右も左もわからないのですが、真剣に着いてきました。

同じくそれも動画に修めて、こちらもやはり家で復習して、それなりに次に来られた時には身に着けてこられました。

私は、驚きの連続です！！！

 

しかし私は、おそらくこの度の体験で「やっぱり、やめときます！」そう言うと思っていました。

ところが結局、正式に入門されることになりました。

仕事やイベントで忙しい中を縫って、たまにレッスンにお越しになっています。

みなさん、応援してあげてください

宜しくお願い致します。

 

では最後に、健太郎さんの奮闘ぶりを稽古風景の動画でどうぞご覧ください。

成長がとても楽しみです！

これをお読みの皆さんにも、同じくその可能性が秘めていることをお忘れなく！！！

是非、私のところへお越しください。

心より、お待ち致しております。

 

【大阪】日本舞踊　扇流　三代目家元　扇　梅芳拝

 

健太郎さんのレッスン風景動画は、下のボタンをクリックしてください。↓↓↓↓↓